こんにちは上ちゃんです。
両親の介護などで初めて介護保険のサービスを知ったという方は意外と多いと思います。
毎月お給料から介護保険料を引かれていますが、実際使う時がくるまで、その内容もサービスの費用も分からないことだらけですよね。
そこで、今回は介護保険サービスの一つ福祉用具貸与の介護ベッドのレンタルについて解説していきます。
目次
福祉用具貸与|介護ベッドのレンタル費用とレンタル可能な要介護度について
福祉用具貸与では、介護ベッドのことを特殊寝台と呼びます。
この特殊寝台ですが、誰でもレンタル出来るわけではありません。
福祉用具貸与にはルールがあり、それに基づいてレンタル対象者が決められています。
特殊寝台とは
『電動ベッド』『介護ベッド』とも呼ばれており、背部、脚部の傾斜角度が調整できたり、ベッドの高さを無段階で調整できたりする機能を持っています。
一般的には、背部のみを電動で角度調整できる1モーター、背部の角度調整とベッドの高さを電動で調整できる2モーター、背部と脚部の角度調整、ベッドの高さを電動で調整できる3モータータイプがあります。
介護保険の福祉用具貸与では特殊寝台とは介護ベッド本体のみでマットなどは特殊寝台付属品という扱いになります。
特殊寝台付属品とは
特殊寝台に付属する物で、つまりマットレスや、サイドレール、サイドテーブルなどがこれにあたります。
ご使用される方によって、寝返りがしやすいように硬めのマットレス、体圧分散を意識した柔らかめのマットレスなどを選ぶことができます。
レンタル可能な要介護度について
特殊寝台、は介護する側、される側、双方にメリットのあるとても便利な福祉用具ですが、要介護認定を受けている人なら誰でもレンタル出来るというわけではありません。
特殊寝台、特殊寝台付属品は原則、要介護2以上の方を対象にレンタルが可能です。
これは、特殊寝台、特殊寝台付属品が寝返りや起き上がり、立ち上がりなどを支援する為の福祉用具で、要支援1〜要介護1の方はこれらの動作が可能な場合が多いと想定されているからです。
ただ、絶対に要支援1〜要介護1の方がレンタル出来ないという訳ではなく、認定調査の時に、寝返りや起き上がりが出来ないと判断されていたり、ご病気によって、特殊寝台が必要と主治医が判断した場合は、例外的にレンタルできる場合もあります。
レンタル費用について
福祉用具貸与での介護ベッドレンタル費用は、ベッド本体とその付属品である、マットレスやサイドレールも合わせた金額で考えた方が良いですね。
介護ベッドや付属品ですが、福祉用具貸与事業所や、上記でも解説した、モーター数によって金額も変わってきますが、おおよその月額利用料は下記の通りです。
特殊寝台
・2モーター
7000円〜9000円程度
・3モーター
10000円〜12000円程度
特殊寝台付属品
・マットレス
2000円〜4000円程度
サイドレール
1本200円程度
合計で2モーターの場合
9400円〜13400円程度になります。
3モーターの場合
12400円〜16400円程度になります。
福祉用具貸与は介護保険のサービスですから、実際は上記の金額の1割〜3割の負担になりますので、1割負担の方は、940円〜1640円程度になります。
ちなみに、この金額は極端に高価格な金額を設定出来ないように、福祉用具にはそれぞれ上限価格と平均価格というものが決められています。
ですので、事業所によって多少金額が違うものの、それほど大差はないので、金額で事業所を決めるより、信頼できる事業所にお願いすることが一番良いと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は介護ベッドのレンタル費用とレンタル可能な要介護度について解説しました。
福祉用具のレンタルは介護保険サービスの一つです。
高額なものが多い福祉用具ですが、介護保険の制度を利用すれば、1割〜3割のご負担で済むのはありがたいですよね。