福祉用具購入について【介護保険サービス】

福祉


こんにちは上ちゃんです。

福祉用具での介護保険サービスには福祉用具貸与以外にも特定福祉用具購入というサービスがあります。ここでは福祉用具貸与との違い、対象の福祉用具、特定福祉用具の選び方をご説明していきます。

特定福祉用具とは

利用者が在宅(施設入所者は除く)で生活する為に必要な排泄や、入浴に用いる用具で直接肌に接触し、貸与にはなじまないものを言います。毎年4月1日から3月31日までの1年間で、10万円を限度に利用者の負担割合に応じて購入額の7割から9割が支給されます。ただし、市町村から指定を受けた事業所からの購入のみ対象になる為、注意が必要です。

特定福祉用具の種類

①腰掛便座

・既存の和式便器の上に簡易式な便器を置き腰掛出来るようにするもの。
・洋式便器でも高さが低く立ち上がりが困難な場合に、高さを補うもの。
・電動、スプリング式で立ち上がる際に補助してくれるもの。
・ポータブルトイレなど

②入浴補助用具

・入浴用いす(シャワーチェアー)
・入浴台
・浴槽用手すり
・浴室内すのこ
・浴槽内いす
・浴槽内すのこ
・入浴介助ベルト

③簡易浴槽

折り畳んだり、空気で膨らませたり出来るもので簡単に持ち運びが可能な排水などに工事が必要ないもの

④移動用リフトの吊り具の部分

福祉用具貸与(介護保険サービス)でレンタルできる移動用リフトに連結して使用する直接、肌が触れる部分。

⑤自動排泄処理装置の交換可能部分

尿や便の経路になる、タンクやチューブなどの部分。介護するものが簡単に交換できるものに限る。

⑥排泄予測支援機器

膀胱にある尿量を推定でき、排尿時に介護者へ通知が行えるもの。

特定福祉用具の選び方のポイント

福祉用具は貸与、購入、全てに言えることですが、本人の状態だけでなく、介護者の負担や介護能力、住んでいる場所の住環境などを考慮して選定します。
ポータブルトイレは毎回、排泄物を処理するのが大変ですが、自動でラップに包んでくれるものもあります。また、和式便器に簡易式の洋式便器を置くものもありますが、向きを変更出来るものもあります。入浴用いすでは高さ調節だけ出来るものから立ち上がりに便利なひじ掛け、座位保持に必要な背もたれが付いているものもあります。レンタルと併用して使用する移動用リフトの釣り具の部分、自動排泄処理装置の交換可能部分では、レンタルした機種に適合したものを選ぶ必要があります。
このように一人一人、状態や環境、希望が違うものなので、それに合わせた選び方をするようにしましょう。

まとめ

いかかでしか?
介護保険サービスの福祉用具はレンタル出来るものと購入するもと分かれており、その種類も豊富です。本人の状態や、介護者の負担、住環境を考慮して最適な福祉用具を選定するのはとても難しいです。お一人で悩まず、ケアマネジャーや福祉用具事業所の福祉用具専門相談員などにまずは相談してアドバイスをもらうのがおすすめです。


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