こんにちは上ちゃんです。
この記事は下記の方におすすめです。
・歩行器ってどんなものがあるの?
・自分に合った歩行器の選び方を知りたい!
・歩行器って色々種類があるけど、何がちがうの?
歩行器は歩くのに自信がない方が転ばないようにする為には、必要不可欠なものです。
・せっかく歩行器を買ったのに全然使えない…
・歩行器を使ってるのに転んでしまった…
こうならない為にも、歩行器の種類を知り、自分に合った歩行器を選びたいですね。
そこで今回は、歩行器の種類や選び方のポイントをご紹介します!
目次
もう転びたくない方必見!歩行器の種類と選び方のポイント
歩行器とは
足腰の筋力が弱くなり、歩くのが不安定な方が安全に歩けるように歩行補助で使用する福祉用具です。体重を支えられるよう、体を囲むような構造になっており、形は似てますが、シルバーカーとは全くの別物になります。
歩行器の種類
安全に歩けるように補助出来る歩行器ですが、歩き方も、ご病気なども人それぞれですよね。
歩行器は、色々な方に対応出来るように、大きく分けて5種類あります。
①固定型歩行器
ピックアップ歩行器とも呼ばれており、4脚の足にゴムキャップの滑り止めが付いており、①歩行器を持ち上げる②歩行器を前に出す③歩行器の場所まで歩く。
この3つの動きを繰り返し行い、前に進みます。
歩行器を持ち上げるので、軽量タイプのものがほとんどで、コンパクトに収納出来るのも特徴です。
ただ、早く歩かれるかたや、屋外など地面に凹凸があるような場所では、歩行器が安定せず、適していません。
②交互型歩行器
見た目は固定型の歩行器と変わりはありませんが、左右のフレームが連結する部分が可動するタイプの歩行器です。
左右交互にずらしながら歩く為、バランス感覚が必要です。
扱い方が難しい為、ある程度使える方が限定されます。
③歩行車
車輪が4脚に付いており、シルバーカーのような形をしている歩行器です。
よく街中でも見かけるタイプなので、馴染み深く、歩行器と言われるとこのタイプを思い浮かべる方も多いと思います。
最も多くの種類があり、買い物でも使えるようにバックの大きいものから、狭い場所でも使えるようコンパクトなものまであります。
また、ハンドルを握って押しながら歩くので膝折れはしないけど、歩く時に何か支えが欲しいといった方に適しています。
④前腕支持型歩行器(馬蹄式歩行器)
名前の通り、腕を乗せるパットが付いた歩行器です。
パットに腕を乗せる為、歩行器が身体を支えてくれるので、歩く時に膝折れしたり、バランスが取りずらい方などに適しています。
屋外で使用出来るように、車輪が大きく、パットを上げると座ることも出来ます。
屋内でも使えるように最近では横幅がコンパクトなものも増えてきています。
⑤電動アシスト歩行器
歩行車の形をしており、グリップを握るとセンサーが感知し、上り坂では後輪が前進し、逆に下り坂では、後輪が後進して歩行をアシストしてくれます。
「でも、電動で歩行器が先々進むと危なくないの?」と思われかもしれません。
安心してください!先々進みませんよ!
あくまでアシスト機能なので、本人が押さないと進まないような構造になっています。
歩行器の選び方のポイント
歩行器の種類について、説明してきましたが、ここからはこれを踏まえて、歩行器の選び方のポイントを見ていきましょう。
①歩行器を使う方の体格
まず始めに、使う方の体格を見ましょう。
歩行器は脚の部分が動かせるようになっており、高さが調節出来ます。
また、歩行器によっては小柄な方にはミニサイズ、普通の方はスタンダード、大柄の方にはハイタイプ。などと種類わけされており、高さの調節幅違うようになってるものもあります。
歩行器の高さを調節する際の目安は下記の通りになります。
・身長÷2+2〜3cm
・腕を垂直に下ろした時の手首の高さ
・歩行器を握った時に肘が約30°曲がる高さ
また、前腕支持型(馬蹄式)の場合は
・腕を乗せた時に肘が約90°曲がる高さ
もちろん個人差もありますが、高さ調節に迷った時には参考にしてみてください。
②歩行器使う方の身体状況
これが一番重要になってくる所だと思います。
歩行器は、身体状況により、最適なものが選べるよう種類がとても豊富です。
歩行器は、身体状況に合わないものものを使用すると、歩行がしづらくなるばかりか、逆に転倒のリスクが高くなる場合もあります。身体状況に合わせて選ぶこととても重要になってきます。
それぞれ歩行器のタイプ別に見ていきましょう。
・歩行車
「ある程度、歩く時にバランスは取れるけど、支えが無いと不安」
「杖だけでは、体を支えれないので不安」
こういった方は歩行車タイプがおすすめです。
ある程度バランスが取れており、膝折れなどはないが歩く時には支えが欲しいといった方に適している歩行器です。
・固定型歩行器
「退院したばかりで、まだ安定して歩けない」
「腕の力はあるけど、足を上げる力がないので、すり足で歩いてしまう」
こういった方には固定型歩行器がおすすめです。
もし、バランス感覚がある程度取れる方であれば、交互式の歩行器でも良いのですが、入院中などのリハビリで練習したなど、経験が無いと使うのは難しいです。
・前腕支持型歩行器(馬蹄式)
「腰痛があり、歩く時に身体を支えれない」
「歩行器を押して歩くと、どうしても歩行器が先々進んでしまう」
こういった方には前腕支持型歩行器がおすすめです。
歩行器の上部に腕を乗せるパットがあり、腕を乗せた時に肘が約90°になるように高さ調節します。
身体を歩行器に預けるような形になるので、膝折れする方や歩行のバランスが悪い方などに適した歩行器です。
③使用する場所と目的
歩行器を屋内で使うのか、屋外で使うのか、デイサービスなどで車に乗せて持ち運ぶことが多いか、狭い場所で使用するのかによって、選ぶ歩行器が違ってきます。
屋内の狭い場所で使用する場合は、コンパクトなものを選びましょう。横幅だけでなく、最小回転幅もチェックし、出来るだけ小回りのきくものを選ぶようにしましょう。
屋外で使用する場合は、車輪の大きいもの、フレームがしっかりしてるものを選びましょう。
凸凹道ではら車輪が大きいさく、フレームがしっかりしたものが押しやすく、負担も少なくなります。
また、屋外用の歩行器は椅子がついものがほとんどで、長時間出かける場合などに重宝します。
車などに乗せて移動がる多い場合は、折りたたみ時の幅、折りたたみ方などで選びましょう。
歩行器によっては、折りたたみやすかったり、折りたたみにくかったりするものがあるので、折りたたみ方は必ずチェックしましょう。
また、持ち運びの頻度が高い場合は出来るだけ、軽量のものの方が負担も少なくてすみますね。
歩行器とシルバーカーの違い
歩行器とシルバーカーをよく一緒に思われるかたがいますが、歩行器とシルバーカーでは、対象になる方に違いがあります。
シルバーカーは、一般的にホームセンターやドラッグストアでも売っていたりしますが、シルバーカーは歩行は安定しているけど、荷物を運ぶ時に困っている方向けです。
ようするに、シルバーカーの使用目的は歩行を安定させるものではなく、荷物を運ぶものということです。
歩行器は、歩行を身体を包み込むような設計になっており歩行の安定を目的としています。
歩行器は、購入することも出来ますが、介護保険のレンタル対象になりますので、ケアマネジャーなどに相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
歩行器の種類と選び方のポイントについて解説しました。
歩行器はとても種類が多く、自分に合ったものを探すのは大変かもしれません。
その分ポイントをしっかりと押さえて選ぶことにより、きっとご自身に合った歩行器が見つかると思います。
歩行器選びに迷われた方は、ケアマネジャーや福祉用具貸与事業所などに相談してみてもいいかもしれませんね。